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2020年6月3日水曜日

コロナ後に見えてきたもの⁉

 新型コロナウイルスによる自粛休業の解除後、多くの人々が銀座の宝石店に押し寄せました。これは特別に珍しい現象ではありません。9.11後の米国でも東日本大震災後の日本でもそうでした。

 人々は必ずしもジュエリーを聞かざる物だけと考えている人たちばかりではありません。一番多くは結婚指輪であったり、婚約指輪でしょう。それは人間なり動物の本能でもあるのでしょうが、多くの人々と繋がっていたい、特に身近な人々とは証を身に着けていたいとも思うのでしょう。

 2001年9月11日に起きたテロ事件は歴史上でも悲惨な出来事でした。私自身も米国をメインにビジネスをしていたので鮮明に覚えています。

 その夏、クリスマスセール用に受けた注文が事件直後には大量にキャンセルが入ってきました。しかし、事件が落ち着き始め年末の商戦が始まる気配の有る10月後半から11月に入るとキャンセルされていた受注品のサイドのオーダーが入り始めてのです。

 当初何が起きたのか面食らっておりましたが、後に被害にあった人々の遺族が故人とのの思い出にという動機から特に東海岸の多くの人々が宝石店の店頭に押し寄せたのです。

 東日本大震災の折にも似たような現象が特に東北地方では起きたものでした。今回の新型コロナ後にどのような現象が起きるのかはまだはっきりとはわかりませんが、おそらく同じような現象が起きるのでしょう。その一部の現象が既に起き始めているという事でしょう。

 ジュエリーというものは本来宝石を身に着ける手段でたったものが時代を経るにつけ装飾品となり、更にはファッションを追うアイテムとなったきたのですが、根本にあるものはまだ脈々と流れているような気がします。

 宝石に対する考え方も時代とともに象徴から嗜好性を伴い、考え方もジュエラーそれぞれですがあまりにも沢山の役割を宝飾品に与えすぎ、そこに起きた宝飾品を蔑むような売り方も影を潜め始め、コロナ後は新というよりも『温故知新』ではありませんが、『絆』をテーマとしたそれこそ新型の売り方が一つのスタンダードになるのではないかと感じています。
https://ameblo.jp/diamonrow

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