先週末、とある展示会をのぞかせて頂きました。
展示会の内容がどうのこうのより、展示会の存在意義を感じました。
多くの百貨店が行ったいることと聞きますが、展示会当日の売上の大半が事前に作られたものを持ち込み展示会の売上としているという実態です。外部から見ていると異様な虚飾にも映ります。
印象として何より感じるのは展示会というマーケットが既に存在をしていないということです。その要因としては顧客のニーズが百貨店の提供している内容と大きな差異があるということです。勿論、リサーチという一般物流では当たり前のプロセスを一切踏んでいないという内容に多くの参加テナントもメーカーも疑問に思っていないということです。
大きな組織で動いているために一種の洗脳という状況にあり、当たり前の事と捉えているのだろうと思います。中でも成果を上げている売り場は顧客へのアプローチを含め、知識の豊富さが顧客への安心感や興味を持たせていることが要因だろうと感じました。。
つまり、百貨店の売り方やキャンペーンに関わらず、独自色を打ち出し、その世界観を創出しています。ハイブランドなどもその例でしょう。しかし、そのハイブランドにも終焉を迎えそうな雰囲気を感じます。本来のブランドというものを販売員が理解をしていないような気がしました。それは、顧客に品物を見せる状況でも感じ、そこに手荒さを感じるからです。
テナントというものは百貨店のコバンザメと揶揄をされ始めて数十年も経つのだろうか。しかし、多くのメーカーはその状況に危機感を募らせダイレクト市場への探りを続けてきました。それは今はやりのインフルエンサービジネスへの適応や、宝飾展でのエンドユーザーへの直接販売などです。
それではテナントの今後はというとその寄生主となるサメの最後のエネルギーを如何に利用し、自らの行き先を決めていかなければなりません。メーカーの企画販売などではなく、独自の販売網の確立と独自の製品の確立化に注力をしなければ存在の意味を失います。
宝石業は本来徒党を組める業種ではありません。それが現在のハイブランドジュエリーの始まりでした。現在のハイブランドに関してもその陰りを感じるのはその基本である独自色を失ってきたからだと感じています。
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