デジタルという言葉が一番多く出てきたのは1980年代ではなかったかと記憶をしていますが、記憶では1960年代のパタパタ時計が皆が目にした最初ではないでしょうか。
私自身、父親が時計店を商っていましたので子供のころ面白がってみていました。それは時間が進むにつれて数字の書かれたパネルの様なものが次々とそれこそパタパタと音を立てるように変わっていったのです。
それが今では液晶画面へと変わり、現代の近未来的な象徴へと変わっていきました。現代は勿論それは目で見るものだけではなく情報の管理であったり、伝達等々あらゆる部分にデジタルが採用されています。
アナログデーターというものは劣化しやすく、デジタルデーターは劣化しないといわれていますがデジタルデーターというものはアナログデータに比べてコストが掛かることも指摘をされています。つまり、アナログデーターは過去の歴史をひも解く要因になってきたように一定の環境下にあればコストというものはそれほどかかりませんが、デジタルデーターというものは破損やハッキング等の被害を防ぐためにバックアップをはじめブロックチェーンに至るまでその先にどれくらいのコストを見なければならないか想像もつきません。
現代の金融はフィンテックのようにデジタルデーターの管理と運用を第三者が前提にNFT(ノン・ふファンジブル・トークン)をはじめあらゆる新規投資というよりギャンブル的なものが生まれています。
しかし、それはリスクを誰も保証の出来ないものへとなっていき、其れを駆使できるものだけが富を保有しうる世界になっていくのではないかと懸念をしています。勿論、ブロックチェーンをはじめあらゆるセキュリティーがなされていますが、前提としてデジタルは常に進化をしますが、常に新しいものに取って代わられるという運命にあります。
その点アナログ資産は一定の条件の管理のもとに外部からの被害を未然に防ぐことは容易です。特にダイアモンドのように分散が可能で秘匿することも難しくはありません。数十年後か数百年後かはわかりませんが、結果的にはダイアモンドの保有が安全資産として見直されることが出てくるような気もします。
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