ダイアモンドというものは数限りある資源である反面、還流をするという意味では半無限ともいえるものでもあるし、供給に対して需要が少なければ希少性が高いとも言えないものです。
しかし、多くの場合ダイアモンドは一時的な環境やサイズによっては希少性があり、更には価値もあるといえます。つまり、小さなサイズで経済状況が良くなければ供給の方が需要に対して過剰になる部分も出てきます。ダイアモンドは一括りにできるものではないという事です。
ただ、大きなサイズに関しては常に供給に対して需要の方が勝っているわけで、それがダイアモンドの価値ともいえるでしょう。勿論前提として人間に欲望があるという事を含んでという事になりますが・・・。
人間の寿命に対してダイアモンドの寿命は永遠という事になるわけですから、ダイアモンドは常に『還流』を前提としている訳です。しかし、ダイアモンドに対して人間は近視眼的に見ることが多いので、歴史的に見ても『還流』をしているものなのですがビジネスとしてそこに目を向けないことが多々あります。
一部のオークションなどは特殊なものに関しての還流の一助にはなっていますが、多くのダイアモンドビジネスが一過性のものになっています。
つまり、一部の小さなものを除いては『還流』を前提としなければビジネスとして成り立ってはいかないという事になります。元々大企業であったり世界的規模のビジネスにはなりにくい業種ですから限りあるダイアモンドという実態の本質にあったビジネスモデルを構築する必要があり、今後はその軸を中心にダイアモンドビジネスが進むのです。
私どものそれらの事を念頭に今後のビジネスを組み立てていくことになるです。