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2021年2月23日火曜日

宝飾品に起きている事⁉

 株高が続き、高額品が売れている現代において一般ジュエリーだけが取り残されている現状があります。

 しかし、あの1929年の世界恐慌の時でさえ宝石店の倒産はあまり報告をされていません。つまり、経済恐慌の時でさえ富裕層は富裕層なわけでそれを顧客にしている宝石店は多くの影響を受けていなかったといわれています。更には宝飾業というものは扱っているものが高額な割には経費や流動的なコストが掛かりませんのでその辺の事情もあるでしょう。

 宝石、宝飾、装飾品とあったときに現代多くの宝飾業を自認する人たちは宝飾品と、装飾品の間に位置するような商品を扱っていますので対象が一般庶民という事になります。

 更には展示会等の流動経費や多店舗展開などの固定経費を必要とする形態をとっていますので現状のマーケットではひとたまりもありません。

 つまり、宝石業の基本は場所、人、経費を掛けずに宝石の在庫に資金を掛けることを王道としています。それは歴史上からも証明がされているわけです。

 現代の資産家たちは多くの人を巻き込みながら資産を増やした人々はではなくデジタル化した世界で個の力で資産を増やした人が多く一般の庶民に恩恵があるような形では資産を貯めてはいません。

 過去の資産家たちは多くの人の力により資産を増やし、それに携わった人々にもその恩恵は当然のように渡り、社会が潤い、社会が回りました。しかし、現代は限られた人々に資産が集中をしますので宝石業とすれば最も都合の良い社会になったといえますが、現代の催事を中心とした運営がされている業界は弱り切ったところに留めを刺されたような状況になっているわけです。

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