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2024年12月17日火曜日

ダイアモンドの今後の資産性⁉

 現在の金融経済の規模は実体経済の4~5倍といわれていますが、この差というのは数十年で出来たのではなくこの十年といってよいでしょう。

 つまり、これは現在のIT化、AI化による金融の迅速性によるものだと考えられます。しかし、この迅速性がゆえに一カ月で数兆円の資産が一人の人間に膨らんだりするわけですが、これ現象ををどうとらえるかが今後の課題となると考えられます。

 日本のインバウンド一年の経済効果が2500万人の来日で5兆円ですが、これは実体経済の現状と考えると、一人の人間の資産が一カ月で増える金額がその5兆円を超える8兆円というイーロンマスクの例もありますが、どちらも現実です。

 実体経済を物の動く経済と考えると、金融経済は数字が動く仮想経済と考えられるのではないだろうか? 

 これは膨らむのも早いが減少するのも早いとなると資産力のある投資家にとっては数%の動きをAIに任せて取引を瞬時に行なうには向いているが資産力のない庶民が行うにはリスクが伴うという事にならないだろうか?

 膨らみやすい金融経済は現物経済に対して比率から言っても実際には対比価値が下がっていることになります。

 現実に、現状の金価格は高値で推移していますが需要が増してきたというより、貨幣に対して現物である金が強くなっているという現象とも捉えることができます。

 本来実体経済と金融経済の比率が同等の価値をもって経済というものが活性化されます。現状の金融経済のふくらみは投資というゲームが行われている結果のバブルというだけで何かの価値が上がって膨らんでいるわけではありません。

 勿論、半導体などの今後の需要も考えられる投資価値もありますが、これも実体経済であり、何の理由なくして値上りしているわけではありません。

 おそらく近い将来金融不和という事になるやもしれません。その時に大事なことが現物資産へのリスク分散という事になります。

 そこでダイアモンドという事になるのですが、希少性、耐久性といった観点、及び過去のデーターによる結果から長期の資産分散という観点から向いているのでしょう。

2024年11月9日土曜日

グローバリゼイションの弊害⁉

  世界の話題ともなったアメリカ大統領選も終わり、トランプ氏が再度アメリカ大統領となることになりました。日本人も含めて多くの人々が不安に思い、人間としてどうかなと思っているトランプ氏が選ばれたのには理由があるわけです。

 日本でも不法滞在外国人による不法就労が問題になっているように、米国ではその非ではない規模で不法移民が不法労働についています。

 不法移民における不法労働は米国でも経済は彼らによって支えられているという論調も後を絶たないし、日本でもそのような論調が見えます。

 本当は安い労働力を必要とする雇用主がいてそれで成り立っているわけです。何故にそれは起きているかというと、安いものを求める消費者がそこにいるわけで、消費者はなぜ安いものを望むのかというと仕事がないからというネガティブなスパイラルが起きているからです。

 まずは、その解決策を考えるのが政治であり、何故それが出来ないかというと、その根本はそれぞれに国の特徴やそれを認めるという至極当たり前な思考が現代の政治家には欠如しているからだと思います。それがトランプ氏の言う『アメリカ・ファースト』という言葉で表現され、それが庶民に支持されている理由だろうと思います。つまり、トランプ氏は現代必要とされている政治家なのでしょう。

 どこの国も同じような価値観で、経済を含めグローバリゼイションという考えのもと日本の政治家も長く『欧米ではとか他国では』という言葉を使いながら、日本の政策も勧めてきた事実もあります。

 皆が同じくなるのではなく『郷に入らば郷に従え』という言葉があるように、それぞれの国にはそれぞれの伝統文化があり、それを尊重してのグローバル化なのです。

 本来、グローバリゼーションとは国境のない価値観や世界を指して言う言葉ですが、それは理想的かもしれないが、人間が個々の考えを持ち、個々の環境で育っている以上、その究極を目指すことは非現実的な話で結局は冒頭のような問題点しか浮かび上がってこないのです。

 それぞれの国にはそれぞれの価値観があり、それぞれの経済、貨幣価値があった時にはここまでの問題は起きてはいなかったし、政治問題も起きてはいませんでした。

 その多くの起因が現在の偏った金融経済だと思っています。グローバル化された金融経済は24時間休みなく利益のみを追求したAIにより操作され、実体経済をはるかに上回る金融経済を生み出し、格差だけではなく、歪んだ物価高騰を招き、困窮する人々を違法労働を含め、違法行為へと誘う事になるのです。何より労働意欲を失わせていることが一番大きいのかもしれません。

 現代の金融経済は大規模な資産を運用できる投資家のみに恩恵が大きくいくようになっているのです。個人レベルの投資では数年後に増えたはずの金融資産が実は物価を下回っていたという事になりかねないのです。その証拠が現物資産の高騰や不動産の高騰となっているのです。株価が高くなっても物価上昇がそれを上回っているのです。

 金融経済に参加をできない人々やNISAなど目先の政策に乗ってしまった人々は益々、困窮し、究極『闇バイト』などに参加をすることになるのでしょう。

2024年9月2日月曜日

ダイアモンドの変遷⁉

 ダイアモンドの存在が歴史に現れて2000年を超えるにあたり、数々の物語がそこにはあり、現代の歴史の1ページを担ってきたことは確かでしょう。

 金融経済というお化けが闊歩し、世界を席巻しようとするときにアナログの第一人者ともいえるダイアモンドは既に表舞台から去り、ダイアモンドそのものは単なる着飾るファッションの一部となってきたことは否めないのです。

 現代において多くの資産形成者は表に出ることよりもパソコンの前に居座ることを良しとし、外に出て着飾ることを好みません。また世界の上級資産形成者はダイアモンドを成功や権力証としても考えません。

 権力の象徴であり、資産の象徴であったダイアモンドというものは既に存在しないのでしょうか?

 金融というTVゲームはゲーム巧者に常に軍配が上がり、一般投資者に勝利の目はほぼありません。しかし、世界の実体経済が縮小し、金融経済が拡大し始めた現代においては、アナログ資産の代表である『金』に関しても証券化され金融の仲間と化し、実体価値とはかけ離れた時価となっています。

 現状唯一アナログ資産としての運用が可能なものは大粒ダイアモンドであることは間違いないと考えてもよいでしょうが、実際には5カラット以上の大粒となればそれほどの量がないのも事実です。

 現代のダイアモンドは小粒でジュエリー素材、大粒で稀な資産としての存在で、ジュエリーに関しては代替品があるし、資産としては証券や暗号資産、そして不動産があります。

 ただ、ダイアモンドの強さは現物で他の資産とは違い足跡を追う事の難しさがあることを利点とするかどうかという事でしょう。


 

2024年7月16日火曜日

ダイアモンドとスタグフレーション⁉

  現在世界中で金融ブームでその利益を享受している人々も多いと思います。ただ、頭をかしげる現象でもあるのではないかと感じています。

 それは世界の個人金融資産は6京円(現状)を超えるといわれていますが、実体経済はその4分の1の1京5千兆円(現状)といわれています。1980年代には1:1であった実体経済と金融経済の率だけでいえば僅か40年ほどで金融資産は4倍になったことになります。

 簡単に言うと金融の価値が4分の1になったと考えるのか、物の価値が4倍になったと考えるのか?

 現在の現物資産の代表格でもある金は過去最高値を更新していますが需要が増えたとは言い難い状況です。貨幣を含めた金融資産という事を考えると現物の金に対して金融資産の価値が下がったと考えた方がよいのではと捉えています。

 つまり、ドルを含めた貨幣に対して現物である金は強いと考えると、主要国での不動産の高騰や大粒ダイモンドの高値は現物としてその典型的な例ともいえるのではないのでしょうか。

 勿論、ダイアモンドに関してはある一定の希少性を持っている金融的価値を持っているものという限定ではありますが、1ct、2ctといった流通量が多いものに関してはその内容には含みません。

 簡単に言うと数少ない投資家に大量の金融資産が集まっているので実態市場に出回るお金が少なくなっているわけです。一人の使えるお金は決まっていますから少人数のところに多量の資産が集まっても消費されないという事です。お金は経済にとっては血液のようなものといわれていますから血の巡りの悪くなった体は決して健康とは言えません。

 不動産に関しても利便性や動線が変わって価値が上がったというよりも価格が建築費や材料費の値上りに伴い高くなったとも言えます。つまり、金融の中にも取り込まれる現物の値上りは続いているのですが、実質賃金がそれほど上がっておらず、日本に関してはむしろ下がっているわけですから、不況の中のインフレ、スタグフレーションの典型ともいえるのではないでしょうか。

2024年6月6日木曜日

資本主義と民主主義の崩壊とダイアモンド⁉

  資本主義の崩壊に関してはマルクスが貧富の差と地球環境の悪化を主な原因として起きうると説いていましたが、それに伴い資本主義は民主主義とのバランスにより成り立つとも示していました。

 現状は富の分配の不安定と資産の偏りといった状況が起きたおり、日本を含めたそれぞれの国において税の分配の格差や一部の人間への貨幣といった数字の偏りが顕著になっています。

 現代では民主主義の国の率が30%を割らんとしており、専制主義の国が台頭をしておりますが、それも資本主義の崩壊へのある意味の現象でしょう。

 日本においては政治家がその担い手となり、それを本人たちが気が付いていないという哀れな現象が起きております。既に日本の資本主義と民主主義は劣化しているといってよいのです。

 貨幣というものは市場を動いていなければ意味のないものです。一部の人間に偏り、金融以外の市場に出てくる気配があまり感じられずにいます。日本においては政府がNISAを通して海外への投資を間接的に応援し、それを非課税枠を使い、促しております。

 国内投資に対して国内の税金を応援するなら理解ができるが、海外投資へ非課税枠を使う事が理解できないし、更にその為一般市場への貨幣の流通がせき止められています。勿論、内需の拡大は起きませんので経済は動きません。

 更に昨今は円安を話題にすることが多いのですが、現代においてはもっとグローバルな目で見ると何が起きているのかというと、ドル自体が現物資産である金に対して弱い状況にあります。つまり、貨幣が現物資産に対して弱い時代に入っているのです。

 それは地金だけではありません、不動産に対してもそうです。世界中の不動産の価格が上がっています。現物資産の高騰は何を示しているのか?

 間接的に見ればフィンテックが登場以来、資本主義同様に金融の世界の崩壊現象が起きているのです。それは印象的な崩壊という意味ではなく、本来の投資の機能を失っているという事です。

つまり、稼げている企業に資金が集まり、これからという企業やここを乗り越えればという企業には資金が集まりにくくなっているのです。勿論その不安定さは各々が感じています。その為に現物資産が台頭してきているのです。ダイアモンドもその一つである事は間違いがありません。勿論、希少性の高いものを前提としていますが・・・。

2024年5月2日木曜日

日本の資産⁉

 円の乱高下がゴールデンウイークに入り続いています。一ドル160円で日銀の介入が入ったのではないかという憶測もあり、更には本日も154円台を付けるなど今一度日銀の介入があったのではないかという憶測があります。勿論介入はあったのでしょう。

 しかし、心配なのは現状の日銀の保有ドル貯金はかなり目減りをしてきています、もし今回も憶測通り、日銀の介入があったとしたら残りは10兆円ほどという事になります。となるとドル保有といっても残りの200兆円越えのドルは米国債での所有です。勿論これを売ると更に日米金利差が起きて円安が止まらなくなるでしょう。

 その意味で今回のタイミング正解なのかどうかを考えてしまいます。日本お本当の力は為替通りなのかどうか?多分その通りなのでしょう。。

 日本の国民、国、私企業の資産総額はほぼ一京円ともいわれていますが、個人資産の一部は価値がどんどん下がっています。日本経済の立て直しの話は以前から行われていますが、多くの政治家にはその興味が無いようにも見えます。

 本来円安は輸出大国であった頃の日本には追い風だったのですが、貿易赤字に陥り、内需拡大も思うようにいかない現状ではリスクでしかありません。円安で儲かった多くの大企業はその利益を日本国内ではなく海外への投資としており、実際には国内への恩恵は限られており、さらにNISAなる少額通投資を日本の税金を使い海外への投資を斡旋しているような有様です。

 NISAの8割は海外投資でそれを非課税にするとはいかれているとしか思えないです。本来であれば国内投資に限定をするべきであり、内需の拡大を阻害するような政策を日本の政治家は行っている事さえ気が付いていない現状は嘆かわしい限りです。

 日本の資産の有効利用を本当に真剣に考えてほしいものです。

2024年2月1日木曜日

今こそダイアモンド⁉(2)

 投資の基本の基本である分散、長期、積み立てとなると、長期、積み立てに関しては多くの投資に興味のある人々が行ってなっていますが、分散となると原資が少ないという事もありますが、あまり行われません。

 投資の本当の一番大事なことは余裕があるという事です。しかし、現在の日本では多くの人々はなけなしの原資を投資に回しているので分散までは余裕がないというのが現状です。

 ここでは、本来の富裕層が資産の運用として分散という意味で大きな役割を果たすことができるという前提でダイアモンドをお勧めしたいという事です。

 過去八年を見ると多くの部分でダイアモンドの価格は落ちています。特筆すべきは3ct以上のH,I,J,KカラーのVS-SIクラスに関しては価格が下落というよりむしろ10%前後の値上りをしています。但し、10ct、5ctのD,IFに関しては30%前後の下落をしています。

 下落の事情は色々ありますが、単純に需要の落ち込みと付加価値が付き過ぎた部分の価格調整といったところです。昨年は多くの採掘会社が大幅減産をし、更に大半の研磨を行っているインドの研磨工場が半年近く研磨をやめたいう事もあり、現在は価格の上昇に向かい始めました。

 しかし、過去40年を見ると大粒に関しては多くの資料はありませんが3ct以上に関しては200~450%の値上りが起きています。2ct以下市場に関しては需要、供給といった経済バランスですが、大粒に関しては確実に値上がりが起きているわけです。

 つまり、分散資産として資産に余裕がある方へダイアモンドをお勧めしたいというのはこの根拠からなのです。特に昨年の採掘会社の減産による大粒ダイアモンドの枯渇は現状の価格を押し上げる要因ともなっています。

 ダイアモンドの値動きには上昇、踊り場、若干の減少といったことを繰り返すという現象が起きます。現在の状況は踊り場を終えて上昇に向かう状況になっているといってよいでしょう。それ故に今こそダイアモンドなのです。資産は換金が前提ですが、それは世界中で共通して可能であることがダイアモンドの強みなのです。