投資の基本の基本である分散、長期、積み立てとなると、長期、積み立てに関しては多くの投資に興味のある人々が行ってなっていますが、分散となると原資が少ないという事もありますが、あまり行われません。
投資の本当の一番大事なことは余裕があるという事です。しかし、現在の日本では多くの人々はなけなしの原資を投資に回しているので分散までは余裕がないというのが現状です。
ここでは、本来の富裕層が資産の運用として分散という意味で大きな役割を果たすことができるという前提でダイアモンドをお勧めしたいという事です。
過去八年を見ると多くの部分でダイアモンドの価格は落ちています。特筆すべきは3ct以上のH,I,J,KカラーのVS-SIクラスに関しては価格が下落というよりむしろ10%前後の値上りをしています。但し、10ct、5ctのD,IFに関しては30%前後の下落をしています。
下落の事情は色々ありますが、単純に需要の落ち込みと付加価値が付き過ぎた部分の価格調整といったところです。昨年は多くの採掘会社が大幅減産をし、更に大半の研磨を行っているインドの研磨工場が半年近く研磨をやめたいう事もあり、現在は価格の上昇に向かい始めました。
しかし、過去40年を見ると大粒に関しては多くの資料はありませんが3ct以上に関しては200~450%の値上りが起きています。2ct以下市場に関しては需要、供給といった経済バランスですが、大粒に関しては確実に値上がりが起きているわけです。
つまり、分散資産として資産に余裕がある方へダイアモンドをお勧めしたいというのはこの根拠からなのです。特に昨年の採掘会社の減産による大粒ダイアモンドの枯渇は現状の価格を押し上げる要因ともなっています。
ダイアモンドの値動きには上昇、踊り場、若干の減少といったことを繰り返すという現象が起きます。現在の状況は踊り場を終えて上昇に向かう状況になっているといってよいでしょう。それ故に今こそダイアモンドなのです。資産は換金が前提ですが、それは世界中で共通して可能であることがダイアモンドの強みなのです。